ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

読書

「家族と社会が壊れるとき」感想

NHKで放送された、ケン・ローチ監督と是枝裕和監督の対談をまとめて、加筆された本。 たしかに、家族と社会を中心に映画作品で扱うお二人のようですから、こうしたタイトルになったのでしょうけれども、何度か読み直して本書のタイトルは「2人の映画製作論…

「欲が出ました」感想

尽きませんね ヨシタケさんは絵本作品が有名ですが、絵本より先にエッセイを読みました。 冒頭に取り上げている「納得欲」の説明で、世間の分断にわかりやすく触れていて、ヨシタケさんの目線にぐっと興味が持てました。 納得できる理屈・理由を求める人たち…

「君の膵臓をたべたい」感想

数年前、ウェブサービスの質問箱で匿名の人に勧められた「君の膵臓をたべたい」を読み終えた。 読み始めは作者の意図だと思うけれど、もったりした感じで小説を読み進める努力が必要だった。 しかし、冒頭でこの小説が甘い結末にならないことは分かっている…

「セルフケアの道具箱」感想

「ストレスと上手につきあう100のワーク」という副題通り、ストレスに対応するためのワークブックです。 拾い読みしながらでもワークを実践できなくはないでしょうけれど、私は順を追って読んだ方がよさそうだと思いました。 最初から順にとなると、それだけ…

「みらいめがね」感想

ラジオ番組「荻上チキ・セッション」を時々聞きます。滾々と的を得た情報が流れ出てきて、硬質な番組イメージですが語り口はソフト。荻上さんはどういう人なのか気になって本書を読みました。 この本は、荻上チキとヨシタケシンスケの言葉が響き合って、未来…

主に幸せについて(2020年上半期の読書)

今年は読書ログを毎月書けきたいと思っていたら、コロナで気が滅入ってしまい、読書量も減ってしまいました。 幸い6月の読書量は元に戻りつつあるので、今後は続くようにしたいです。 ということで、今年前半に読んで良かった本を5冊上げてみます。

先月の読書(2020_01)

割とのんびりした1月でした 今年は読書を熱心にしないつもりが、気づいたら読みたい本たくさん状態。なぜ、いつもこうなってしまうのか…。 1月に読んでコメントを残しておこうと思った本を、ピックアップしました。

今年の読書について②

実業家の本をあまり読まなくなった。学者か文学者の本を信用することが増えた。肩書きにだまされないようにしないとだけど。 特に自己啓発書では、N=1(1回きり)の人生で、「俺はこうサヴァイヴした/している」という方法論は、自分に適用可能な、自分でも…

今年の読書について①

本によって読書の対応方法を変えられるようになったことが、今年の成長かもしれない。 本の導入部、「はじめに」や「目次」を読んで、どういう読み方をするか決めるだけなのだけれど。 導入から先は読まない本も出てくるし、流し読みする本、精読したい本、…

西村佳哲『ひとの居場所をつくる』

政治と経済の偏った情報量が多い日本ですが、それが人生のすべてであるような関わり方をしたくないと思っていて、「では他に何があるのか?」を探していました。 今日読んだ本は、政治や経済に加えて、環境の豊かさも含めて見直そうという本でした。

東畑開人『居るのはつらいよ』

ケアしたりセラピーしたり、治療者として現場での苦悩と活躍を描いた、青春のエッセイ。

2019年下半期の読書まとめ

今日は年末の走り書きです! ツイッターのTLを見ていて、いろいろおかしいねと思う年末です。 この世は、おかしなことで満ちあふれている どこもおかしくない世の中が歴史上一瞬でも存在したことは無い 世の中はいつもどこかおかしい おかしいねと言いながら…

2019年上半期の読書振り返り

2019年上半期は大きく読書ペースが落ちた。しかし、いい本との出会いもあった。 質より量でやっている読書で、出会えてよかった5冊をあげてみます。

若林正恭『社会人大学人見知り学部卒業見込み』

若林さんの2010~2014年の人生の思考ログを重ねたエッセイであった。 これは自意識過剰な自分を衆目に晒すという、自虐的で、本人は恥ずかしいと感じられているのではないか、辛いのではないのかと思わせる。 でもクスっと笑わせるネタは、やっぱりプロのそ…

阿佐ヶ谷姉妹『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』

馴染みの飲食店の泣ける話。お互いへの愚痴でありながら、どこか笑える話。どれもよかった。 この本を読む限りでは、阿佐ヶ谷姉妹は、お互い本質的に好きで6畳一間に一緒に暮らしている(いた)。 たまたま同じ劇団に在籍して、外見が似ているからという理由…

マツダミヒロ『質問は人生を変える』

梅田悟司『言葉は武器になる』と似ている。梅田の本が理論とHow Toで書かれているのに対して、こちらは読みやすく、心に作用する感じ。 内容としては、自分が何をしたいのか、頭の中にあるぼんやりしている物事の輪郭をはっきりさせるために、自分に質問して…

堺屋太一『人を呼ぶ法則』

初読は、うまいこと読まされてしまった。よく書けていると思った。 しかし再読すると、社会構造も一般人の懐事情も、「江戸時代の大衆演芸」と「現在のイベント」を同じ背景で語るのには、無理があるように思う。 本書に書いてあるのは、イベント開催の目的…

pha『持たない幸福論』

phaさんの思う人生において大切なことが冒頭の方に書かれていて、自分も「そうだな」と思っていることだった。 それは、「一人で孤立せずに社会や他人との繋がりを持ち続けること」と「自分が何を好きか、何をしているときに一番充実や幸せを感じられるかち…

読書メモ『昨夜のカレー、明日のパン』

久しぶりに小説を読んだ。思いの外楽しく、いい本だなぁと思った。 ここ数年、実用書中心の読書だったけれど、小説もいい出会いがあれば楽しいものなのだ、ということを教えられた。

【読書感想】二軍スピリッツとは? 《二軍男子が恋バナ始めました。の感想らしきもの》

二軍男子と聞いて、「それは何だ?」と思いませんか?私は思いました。 「二軍男子」という言葉は、決して「非モテ男子」という意味ではありませんでした。二軍、それは2軍プロスポーツ選手のように、厳しい現実と向き合い、常に危機感を持って努力し続ける…

【読書感想】あれから勉強頑張っていますか? -メイキング・オブ・勉強の哲学の感想らしきものー

勉強の哲学は、2017年の発売直後に読んだ。1年後の2018年に発行された本作は、その作成背景、舞台裏をお見せしようという内容。 雑誌などの対談、講演録などが中心に構成されている。第3、4章は書下ろしかな? 「勉強の哲学(本編)」と同じく、語りかけるよ…

Kindle Paperwhiteのいいところをあげると

先入観として、電子書籍はタブレットPCでないと読みづらいだろうと思っていたのですが、スマホで試しに電子書籍を読んでみたら、思いのほか読みやすかったのです。 これはいいかもしれないと思い、ネットで調べましたら、Amazonセールで40%オフになっていた…

繊細さんでもしあわせになりたい

なぜか生きづらいと「感じる」今日この頃 今年は夏の暑さが酷かったのもありますが、最近は「この生きづらさは、それだけではない」と、自分に何か問題がある気がしていました。 突然ですが感受性が高いってどういうこと? 性格診断テストなどで、「感受性が…

人生で重荷を背負わないために

『人はなぜ物語を求めるのか』感想みたいなもの 物語に関する本だろうと、自分でお話を書く時に役に立つかもしれないと、タイトルで選んで購入した本。 もちろんお話のヒントになりそうなことも書かれていたが、どちらかというと、人生で余計な重荷を背負わ…

江坂遊『小さな物語のつくり方』

小説のショートショートを書くためのメッソッド本。 写真を撮るにしても、お話を書くにしても、これまで読んできた上達の方法は愚直にやる方法しかないか、HowToモノで解説されている本がほぼ全てだった。 が、この本が良い所は、心得と方法論が、体系的に端…

10年前のストレングスファインダーの結果

簡単なテストを受けると、自分の強みが客観的にわかるストレングスファインダーという指標があります。 『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』と言う本を購入すれば、テストが1回受けられるのですが、私がこの本を知って購…

11月の読了

『世界のエリートが実践している 目のつけどころ ものの考え方』相川秀希『恋愛迷子に贈る しあわせのコンパス』ANNA『小商いのはじめかた:身の丈に合った小さな商いを自分ではじめるための本』伊藤洋志『戦略の本質』野中郁次郎『「孫子の兵法」がわかる本…

10月の読了

一覧 『世界一やさしいイラスト図解版!ランチェスターNo.1理論』坂上仁志 『村西とおる語録集 どんな失敗の中にも希望はあるのでございます』村西とおる 『「孫子の兵法」のことがマンガで3時間でマスターできる本』安恒理本 『実践版 孫子の兵法:人生の岐…

「読んでいない本について堂々と語る方法」ピエール・バイヤール

本を通読・精読しないことは、自分を守るために必要であるということが書かれている本。 確かに本を読むと少なからず本からの影響を受けてしまい、自分の思考と本による他者の思考がごちゃまぜになってしまう。 読み專の人はそれでも構わないかもしれないが…

「あたらしいわたし」廣瀬裕子×藤田一照

廣瀬さんの問いに対して、僧侶の藤田さんが答えを返していく内容の、読みやすい本。 良いことも面白いことも書いてあったけど、あとがきで藤田さんは、ここに書いてあるのは廣瀬さんとのセッションで生まれたもので、公式見解ではないと書かれていてちょっと…