ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

趣味探しの道も日記から

趣味探しをされている方のブログを読んでの、私からの(けっこう長い)回答になります。


趣味も探しているときが、一番楽しいのかもしれません。まだ染まっていない反物を、何色に染めるかワクワク出来ます。

でも長らく趣味と呼べるものがないと、周囲の人との比較で不安や焦りが出てくるのかもしれません。正直、他人と比較して趣味がどうこうとか思わなくていいとは思います。そして、そんなに焦らなくてもいいとは思うのですが…。

でも、SNSやネットを見ていて、「趣味がある人はいいなぁ」と思われるのかもしれませんね。

 
さて、ブログを書かれた方は、色々な趣味を試されて、それぞれに楽しまれているようです。でも、それぞれを何度も繰り返したいほど楽しいかよくわからない、また趣味と呼べるほどの腕が身につかない。何か成果物を創れる趣味がやりたいと書かれていました。


趣味でなく作家を目指すのであれば、自分のコアにある創りたい世界観が重要だと思いますが、趣味でよければある程度の技術があれば楽しめると思います。

腕を上げるには技術の習得が必要で、時間をかけて反復練習することが大事です。

最初から自分が天性の才能を発揮できるなんてことは、期待しない方がいいですし、最初から程々にできてしまうことは、得てして程々の腕で満足してしまいます。

最初にセンスが光るということはあるかもしれませんが、センスを爛々と輝かせるには、たいてい地道な道のりが必要だと思います。


趣味探しの方法

①それぞれの順位付け

ブログを書かれた方は、色々趣味を体験されて、それぞれに楽しいと思われているようです。でも、我が身に雷が落ちたようにビビビッとくる感じがしないということなのかと、類推しました。


味気ないかもしれませんが、これまで体験された趣味の順位付けをされてみてはどうでしょう?

あるいは、体験した趣味の良いところ/悪いところを箇条書きで5つくらい書き出して、それぞれの趣味に点数をつける

この過程では趣味の言語化、つまり自分が体験したことを自分の言葉で可視化することが大事だという考えです。


いろいろ体験されたそれぞれの趣味が楽しいということは、選択肢が多すぎて決めきれないのかもしれません。どの趣味も地道な練習の道のりに入る決め手にかけていて、たとえば趣味Aと趣味B、どちらを好きと言いきれるか、比較できていないところもあるかなと。


自分の言葉で、それぞれの活動をどう感じたか書き出すことで、「楽しかった」以外の感想を拾い上げられるようになったら、しめたものです。

文章を書くというのも一つの趣味であり、最初から明晰にそれぞれの趣味の長所短所を書き出すのは、難しいかもしれませんので、まずは箇条書きで脳内の言葉を書き出してみることをおすすめします。巧拙は考えず、ただ脳内の言葉を排水する感じです。


話がつながらないとか、突飛なことを書いてしまう、ということは考えず、またそのような(こんなことを書いてどうする…というような)考えが追いつかないくらい速いスピードで書き出してしまうことです。

体験した趣味をできるだけ思い出せるメモをつくれるように、自分をトレーニングしていく。このメモは、他人に見せる必要はないでしょう。

そのメモがある程度の数になったら、読み返すことも大事です。メモを読み返して、ありありと体験したときの楽しさが蘇ることがあれば、いいのですが。


②あきらめる

ここでは、体験した趣味に順位がついたという前提で書いていきます。

端的にいうと、順位を付けた趣味の上位から順番に、再体験してみればいいと思います。


多くの人は趣味でも、技術が身につくことで楽しめるようになる場合が多いと感じています。それは先程も書いたように、反復練習で身につくものです。


ある意味、しびれるような感激がある趣味と出会うことを「あきらめて」、用意周到に自分で絞り込んだ趣味に、ある程度時間を使わせる、向き合ってみることをおすすめします。


ブログを書かれた方は、いろいろな体験で楽しまれていると書かれていました。その楽しいところから、ちょっと負荷のかかること(つまり体験ほど楽しくないかもしれない練習)をやってみましょう。

練習はそんなに楽しくないかもしれません。趣味活動するとなると、没頭することを指しているように感じて、1回で1~2時間活動するイメージかもしれませんが、楽しく感じられないなら、5~10分くらいで頻度を多い目にやってみましょう。30分も活動できたら上出来です。


芸術創作の練習でこんなお話があります。

陶芸の授業で、Aグループにはとにかく秀逸な作品を「ひとつ」作ることを求め、Bグループには粘土をたくさんつかって「たくさん」作品を作るように求めました。

結果は、たくさん作品をつくったBグループの成績が良かったという話です。

いわゆる質より量という結論なのですが、私は練習も同じだと思っています。


練習は、いい先生や師匠がいると、すごくはかどります。

いい先生は、努力を褒めてくれる先生です。自分を調子に乗らせてくれる先生、とでもいいましょうか。


③日記を書く

これは日記を趣味にするという意味ではありません。(してもいいのですが)日々の仕事や趣味で感じたことをメモに残していくということです。

たとえば、「今日は趣味AでXをやってみて〇〇だった」とか「次はYを試してみる、なぜなら△△だと思うから」というような内容で書いてみるといいかもしれません。

これも①と同じく自分用のメモでいいのですが、ブログに書いて誰かから読まれると嬉しくて続けられるならブログもいいと思います。

ポイントは、「気軽に」書き「続ける」ことです。超絶技巧で抱腹絶倒のブログを目指さないということがわかっていれば、大丈夫。あくまでも主体は自分にあり、自分がやって楽しかったことを、自分がわかるように書いてあればいいのです。読者を楽しんでもらうのは、その次に考えればいいことです。


日記を書く習慣を身につけられると、半分くらいは趣味探しの道のりが達成できるのではないかな?と思います。

日々は流れていきます。たとえば自分が3ヶ月前何を思い感じていたか、私はぜんぜん覚えていません。でもメモがあれば思い出せる可能性があります。

3ヶ月、半年、1年と昔の日記を読み返すと、自分の中でどういう時間が流れたのか可視化できます。可視化できたなら、「じゃあ次どうする?」が見えやすくなります。


新しい技術で生まれる新しい趣味と出会うこともありますから、そういう新しいことを囓れる余力は残しておくことも大事です。

でも基本的には、趣味も「準備→計画→実行→振り返り」というようなサイクルで練習していくと、必然的に技術は上達します。

このPDCAみたいなやり方をやるには、楽しかった、面白かったを、他の言葉でも捕まえておくことが、私は大前提だと思っています

 
おわりに

「趣味がある」ということは、基本的には「新しいもの(趣味)が入る余地があまりない」ということでもあります。

新しいもの好きな方は、そこから疲れるかもしれません。そう思われるのであれば、固定した趣味を持てないことを真剣に悩まないほうが幸せかもしれません。


また、新しい趣味の情報を手にしてやってみたいと思ったとき、すでにその趣味をやっている人が身近にいれば、話を聞いてみることをおすすめします。身近にいなければ「〇〇って面白いの?」とSNSで聞いてみてもいいでしょう。

誰か教えてくださいと声をかけて、誰も教えてくれないような趣味は、ジャンルとして人材がいない左証だし、自分がやっても楽しくないかもしれません。

 

最後に、参考になりそうな本をご紹介して終わります。

ちょっとスピリチュアルですが、自分が何をやりたいのかわからない方には、モーニングノートを試してみるのがいいかなと思います。

新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。