ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

堺屋太一『人を呼ぶ法則』

初読は、うまいこと読まされてしまった。よく書けていると思った。

しかし再読すると、社会構造も一般人の懐事情も、「江戸時代の大衆演芸」と「現在のイベント」を同じ背景で語るのには、無理があるように思う。

本書に書いてあるのは、イベント開催の目的となるコンセプトや理念をしっかり作ろうということ、あとは運営をきっちりやるということ。

基礎ができていれば、つまりコンセプトさえ良ければ大流行するというのは、了見が狭い気がする。もちろん基礎がなくては、ダメだろうけれども。

 
SNSと地方万博

地方万博は2010年頃を境に、2018年の佐賀まで開催されていない様子(wiki調べ)。上海万博にしても2010年。

SNSの普及が2006~09年あたりにキャズムを超えていたとしたら、「地方博覧会の衰退」と「SNSの普及」は不思議と重なって見えるが、このあたりは広告宣伝会社は当然見極めているだろうと思う。


となると、堺屋太一がいう博覧会に求められる1回性や非日常などは、SNSで拡散されても、写真や動画では切り取れない面白さを持っている必要がある。

それは、現地観戦や自分でその環境を体験する楽しさをMAXにすることなのかなと。


それを考えると、チームラボはすごいなと思う。

あとグルメ系博覧会。あれは珍品ならべてるだけなんだけどね。

 

おわりに

世間の多様化する嗜好の中で、みんなが楽しめるという非日常は、もう作れないんじゃないかな?

2025大阪万博、どうなりますかね。