ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

あなたは速読派?それとも遅読派?

最初に

本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)

を読んで、速読をクソミソに平野啓一郎がけなしていたので、そんな一辺倒に速読がダメで、遅読が素晴らしいと言えるものなのか?という疑問をいだいたのです。

 

 

本当に遅読派は遅読なのか

本を読むのが、速い/遅いは、比較対象になる誰かの速度を知らないと言えないはずです。

自分は速読派と認識している方は、確かに早いのでしょう。

しかし、自分は遅読派と思っていても、特殊に速い人と比較してしまうと、大抵の人は遅読になってしまうはずです。

何が言いたいかというと、遅読と言いつつも、「読書をする」と言える希少な人種であり、「実際には、それなりの速度で読んでいるんじゃないの?」という気がしたのです。

平野啓一郎も読むのは遅いと書いていましたが、数字で文字数/時間という数字では記載していません。

小説家で遅読を自称していて「本当に遅そうだ」と思ったのは、視力が悪いとことわっていた森博嗣くらいです。(森博嗣も数字では示していませんでしたが)

 

実際みんなは自分の読書速度をどう思ってるの?

ツイッターでアンケートを取ったところ、30名の方にご回答いただきましたが、圧倒的にゆっくり本を読む人が多かったです。

 

このアンケート、「普通」という項目を入れなかったのは失敗なのです。でもおかげさまで、わかりやすい結果になりました。

しかし本来は、読む本の内容が平易であれば読書速度は速くなるでしょうし、難解な哲学書などであれば誰しも骨を折りながら読むことになるはずです。

 

自分の読書速度を測ってみました

話がそれました。

日本人の平均読書速度は、文庫本で1ページ1分くらい(600~800文字)だそうで、試しに私も読書速度を測ってみましたが、ごく平均的な速度でした。

読書速度の測定・読書スピード計測|読書速度ハカルくん

 

あなたの読書速度は…

825文字/分

 

ちなみに私は、本を読むのは遅いほうだと思っていました。

たぶん、正規分布で表現される日本人の読書速度は、極端に速い遅いということは、レアケースのように思うのです。

ほとんどの人が自分は速読派/遅読派だと思うのは、思い込みであるのかなと。

 

おわりに

あまり根拠なく、読むのが遅いから読書は苦手と思われる方は、一度読書速度を測ってみられるといいのかなと思います。

大抵の方は、コンプレックスに思われるほど、遅くはないのではないかと思います。

もとより、平野啓一郎もスロ・リーディングを勧めているものの、読書は個人の自由なスタイルで楽しくと書いています。

この本でも、他の読み方本でも書かれていますが、本は再読すること、読みながらメモを取ったりすることが、大事なんじゃないか?と個人的には思っています。

「(どこで誰に刷り込まれたのか、そして特に根拠が無いと思われる)速く読めるのがいいこと」という先入観なく、【読書を自分なりのスタンスで楽しめれば、それで十分いいのではないか】。自己の読書能力を低く見積もってしまうことが、なくなるといいなと思います。

 

本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)