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ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

SNSは自分の居場所であり続けるか?

 

今の自分のTLはどんな感じか

 ちょっと前まで、ツイッターは人とつながるツールだったり、ニュースフィードの認識で使っていた。
 でもツイッターを続けている人のTL環境が変わったのか、自分の興味が変わったのか、最近自分のTLは流れがすごく遅くなって、つまらなくなってきたと感じる時もある。
 自分のTLは、自分で制御するという人もいるかもしれない。ある程度はそうだと思う。でも長らくフォローしている人が、知らない間に生活が忙しくなり、SNSをする時間が減ってしまったり、生活環境が変わってしまえば、簡単にTLはつまらなくなってしまう、とも思う。
 

面白いことから元気をもらう

 ツイッターを以前と同じペースで使い続けていけるだけで、すごい人なんだなと思う。特に面白いと思うツイートをしていると思うのは、脚本家、小説家、漫画家などクリエイター関係の人だ。それはプロでも、アマチュアでも。
 たとえば同人作家さんで、作品作りについてメタな視点で解説しているのは、勉強になるなと思う。ツイッターを始めたばかりの人は、そういうことをしたがるけど、長くそういうメタ解説を続けられる人は、そうそういないと思う。
 作品作りの法則性を分析したり、自分が創作しているときの気づきをツイートし続けられる人は、もともとのポテンシャルが高いのかもしれないが、インプットとアウトプットのバランスが優れているとも思う。
 そして面白いと感じる同人作家さんは、世の中の最大公約数ではなく、ものすごく偏ったことやジャンルにこだわっている。
 そのこだわりや興味のツイートが続いたり、RTが回ってくると、こだわりの軸がしっかりしているのか、興味が散在しているように見えて、どこかに収束するような形になるのか、ということが気になる。
 マイナなことへの偏愛ぶりに、その人のプライドや、それが同人作家さんにとって楽しくて仕方のないことなのだ、と感じられることも面白い。
 そういう情報のタネが自分のTLにどんどん流れてきて、楽しませてもらい、そして自分も手を動かすことを頑張ろうと思う。
 直接頑張ろうと言われるより、あの同人作家さんは、あの山に、それを使って、そんな勢いで登っているんだ、ということに励まされるのだと思う。
 

写真のトッププロの情報発信は?

 たとえば、森山大道さんや荒木経惟さんは、有名人なので本や雑誌で情報を発信しているけど、写真がすごいのは当たり前で、発言をまとめた文章や、書いた文章も面白く。読ませるのがうまいと思う。
 ハービー山口さんは、セミナーで話をするのがうまい。穏やかな声で話された内容を、なかなか忘れられない。
 名実トッププロと認識される人は、自分が他人に何を伝えられるのか、自分の持っているもので、どう人を楽しませられるのか、明確に知っているのだと思う。あるいは、そこで自分の力が発揮できるように、磨いてきたのだと思う。
 それは、SNSが自分に合っているかどうかとか、どの媒体で情報発信するのが自分に合っているのか、ということを知りつくしていることなのだと思う。
 ツイッターをうまく使っている印象があるのは、中井精也さんだ。大変な時もあるように見えるけど、だいたい楽しそうにされている。自分の仕事の宣伝ばかりせず、自分の非日常を見せつけたり、盛ったりせず、自分のツイートを楽しんでもらいたいということを感じる。中井さんは以前から、写真家にしては珍しく、テレビに出たいと公言していたらしく、有名になりたいのかもしれないけど、根っからのエンターテイナーなのかもしれない。
 

自分もまた、そうあれるか

 自分もSNSやブログをいくつか使っていて思うのは、フォロワーが増える、ちやほやされる、バズる、ということを主眼にしておらず、自分の発信することは、フォロワーの「この人」に伝わればいいな、という特定の人に向けていることが多い。その人に楽しんでもらえればいいと思っている。
 ツイッターのTLだけみていると閉じた空間に感じられるけど、鍵をかけない限り、世界中に発信していることを忘れがちだから、特定の人に届けたいと思うのは、矛盾がある。 ただ、見知らぬ人が他のところで、自分の発信したことを楽しんでくれるなら、まあそれもいいかなと思う。
 自分が何で誰かを楽しませることができるのか、という内容については、今のところ明確にわかっていない。長らくやってきた自分の写真が、そういうものであって欲しいとは思う。でもそれは、SNSで面白い断片を流し続けるには、自分は実力不足で、自分に合っているのはブログくらいのスペースかなと思い始めている。
 去年くらいからZINEや同人誌を作るようになって、それを楽しんでくれる人がいることは分かってきた。
 そうやって、いろいろな場所を使ってみて、どこが自分に合っている場所なのか、まだ探している途中なのだと思う。
 

おわりに

 SNSはニュースフィードでもあるが、フォローする人をえらべば、直接に交流することはなくても、その人がこだわっていること、ある分野、あるジャンルの極地を垣間見ることができる。SNSがもたらした良さは、そういうところにあると思う。
 それを面白がれる人が、その偏愛に元気づけられ、それが循環するようになっていればいいなと思う。