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ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

写真をウェブで見せることについて思っていること

写真 雑記 川柳

 自分の中で写真作品を撮るという感覚が、少し変わってきたように思う。前から、自分の撮った写真をウェブで見てもらうときは、複数枚で見てもらうようにすることを意識していた。ここにきて、もっと多い20枚とか30枚という分量で、写真を見てもらうことに意識が偏ってきたように思う。それは白黒川柳というzineをつくってみることで、明らかになってきた感覚のようだ。

 白黒川柳はvol.2までつくっただけなので、編集する力はまだまだと思っているし、その美意識も大したものではないと思うけれど、zine1冊を通して伝わる何か、というものを信じてみようという気分にはなっている。でも白黒川柳を出展する予定の、尼崎文学だらけ、テキレボ4、zine展 in Beppu 3で結果が出なかったら、頭を抱えると思うけど。

 変わってきた感覚というのは、ウェブ、特にSNSで写真1枚に「いいね!」してもらえるのは確かに大切なのだけれど、その1枚だけで自分の世界観を伝えるのは結構難しい、ということなのだと思う。まして1枚に写せるものの中で、自分が伝えたいこと、つまりテーマははっきりしていないので、余計に難しい。そこで思うのが、写真20~30枚を編集すれば、何かは見えてくるのではないか、ということだ。そのためには、最低でも2,000~3,000枚の写真が必要だ。

 友人から言われたことで「ウェブで作品を小出しにすると、本命の作品(今回の場合zine)をつくる力が細ってしまう」ということは頭に残っているが、今は編集した20~30枚の写真を小出しにしても、本命の作品で伝えたいことは、編集した作品の中にこそあって、小出しにしたものには1枚ごとの完成度は必要だが、本命の作品を大きく左右しないのでは無いかと思うようになってきた。

 写真はストーリーでなく断片だ。川柳もまた断片のように思っている。断片を組み合わせてzineを編集し、その集積をあらためて見返すことで、自分が何が見たいのか認識できるようになりたいと思う。