ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

写真で新しいことを始めてみました

 先日、地元のボランティア団体のお手伝いをしてきた。と言ってもイベントの間接的なお手伝いで、得意としている写真撮影をしてきただけなのだけれど。

 

 5月半ばくらいに友人が「ボランティアをしたい」と書いているのを読んで、自分も子どもたちを相手にしたボランティア活動を、学生時代に4年ほどしていたので、「ボランティア」という響きが懐かしく、現状暇を持て余しており、また自分もボランティア活動をしてみようかなと思ったのだった。

 思い立って、すぐにウェブで「ボランティア+地域」で検索してみると、ボランティア募集サイトがいくつか出てきた。サイト内で検索したりして、いくらか情報を読んでみたけれどピンとくるものがない。

 情報を読んでいって分かったことは2つあって、1つはボランティア募集サイトに出ている情報は、大学生や新社会人に向けて情報発信をしているものが多いことだと思う。募集の年齢幅が決まっていて、自分の年齢では当てはまらない場合が多かった。

 もう1つは、自分がボランティア活動をしたい対象に思い当たるものが無いということだった。福祉関連ならたいてい、子ども、高齢者、障碍者を対象として、いずれかに絞って活動している。ボランティア活動にいろいろあるのは分かったけれど、「どの分野で自分の時間を注ぎたいか」ということが分からず、参加したとして自分がどんな役割を果たすのか、どんな活動をするのかイメージがつかめないのだった。

 転職も重ねたし、仕事以外の趣味活動もしては来たけれど、右も左も分からない活動に参加したことがあまりなく、事前にある程度イメージできる部分がないと、自分は入りづらいのだと思う。表に看板も出ておらず、営業しているかどうか分からないバーに独りで入れるかというと、かなり挑戦する気持ちがないと、店のドアを開けられないのではないだろうか。もちろんいつでも新規開拓が好きな人もいるだろうけれど。

 

 そこでボランティアの検索ワードを変えた。1つは「ボランティア+地元」で検索すること。もう1つは自分の得意な写真撮影でボランティアできないか、ということ。

 地元のボランティア活動であれば、活動に交通費が出なくても出費はしれている。ただ人間関係がややこしくなった時に、お互いに近いので困る可能性はある。困りたくはないけれど、自分のボランティアの経験では、そこまでこじれたことになったことがないので「まあなんとかなるかな」という楽観的な気持ちではある。

 そこで見つけたのが、地元の社会福祉協議会のボランティアセンターという組織だった。日本なら各都道府県や、各市町村に設置されているようだ。ボランティア団体の取りまとめをしている組織という印象で受け止めているのだけれど、実際どうなのかはまだよく分かっていない。ただ地元の組織だけあって、ボランティア募集は地元に限定されていて、そこはなかなか良いと思った。

 ところが、ボランティア募集の数はそんなに多くない。つまり活動を選べる感じではない。メニューに載っている数が少ないと、少し困ってしまうのはこのご時世だからかもしれない。(ちなみに大きな自治体では募集の数も多いので、いろいろ選べる)こうなると、写真撮影でボランティアをしたいということは、なかなか難しいのかなと思ってしまった。

 普段ならここであきらめるかもしれないけれど、いくらか時間をかけて調べたので、あきらめきれないところがあった。地元のボランティアセンターHPにはメールフォームがあったので、ダメもとで写真撮影のボランティアがないか、たずねてみた。翌日には、HPのブログや広報誌の写真を撮ってくれる人は欲しいという返事が来た。それならボランティア活動をする対象を限定しないで済むし、いろいろ経験出来ていいかなと思ったので、センターの方と面談して、ボランティアの登録を済ませた。それが5月下旬。

 

 6月に入り、面談で「後日メールします」という言葉が幻だったのではないかと思い始めたころに、6月と7月の依頼が来た。週に1回くらいイベントか講習会があって、その様子を撮ってほしいということらしい。私に広報的な写真とは何ぞや、ということは頭には無いのだけれど、ラジオ番組で少し撮った経験もあるし、これまでの撮影経験で何とかなるような気がして、最初の撮影にいどんだ。

 ボランティアセンターの方は「これまで自分で司会をしながら撮ってきたので、手伝ってくれるだけでありがたい」と言われ、「こういう写真を撮ってほしい」という注文のない撮影になった、私は「これはこれで結構難しいのでは?」と思った。

 イベントが始まってみると、60人以上が集まる交流会のイベントで、そういう大規模なイベントの撮影経験がなかったけれど、自分のできることで淡々と撮っていたら、イベントはあっという間に終わった。ちゃんとイベントを撮れたかどうか、帰ってチェックするまで不安だったけれど、初めての大規模イベントにしては、まあまあ撮れたような結果になった。ボランティアセンターの方も、それなりに納得していただけたようだ。今後もうちょっと経験を積んでいけば、もう少しは撮れるようになると思う。

 

 これまで自分の写真に対する考えは、とにかく新しくなければならないとか、自分のためだけに頑張るという色が強かったのだけれど、自分も歳をとったし、徐々に自分のためだけでなく、もうちょっと自分と他者の境界線がぼやけたところでも、写真を撮っていけるようになりたいなと、今は思っている。

 誰もが興味を持つ話ではないと思うけど、仕事以外で自分の得意なことを活かすということが、どういうことになっていくのか、自分では興味を持っている。それと同時に、独りで撮る活動も続けていかないと、こけてしまうと思うけれど。