ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

M×U ― 砂を折る ― Vol.19

ルールとは暖簾一つで変えられる
それはやさしいそれはかなしい

M×U ― 砂を折る ― by 小出マワル@BoundaryRime & うさうらら@usaurara

 

 場所は地元。この間、女の子の写っていた立ち食い屋さんの別角度だ。
 このお店は結構古くて、私が子どもの頃から続いている。でも自分が入って食べたことがあるかどうかは、記憶がない。幼稚園の頃なんかに食べているかもしれない。

 

 立ち食い屋さんは、確かに暖簾をくぐるとお店の中なので、うささんに書かれてみれば、確かにちょっと奇妙な場所だと思う。
 その軽い暖簾をくぐるだけで、店の中に入れてもらえるというのが、やさしさなのかな?店に入る身としては、敷居が低くて助かるとも言える部分かもしれない。

 店内にいる人は、さっと食べて帰ってしまう場所でもあるので、それが少し悲しく思えることなのかな?
 
 暖簾ひとつの軽さでいうなら、たとえば転職の時などに、即戦力という言葉があふれた時期があったけれど、ああいう軽さというものは、外部から即戦力として獲得してきても、長く使える戦力にするには、人材を育てるという感覚がないと、結局いろいろ出来て任せられる人が出てこないのではないかと思う。まあそんな人材を求めていないから、即戦力が欲しいのかもしれないが。
簡単に手軽に済ませられることは、長持ちしないという。そんなことも、かなしさのひとつのように思った。


 名店の暖簾は、重いと思う。背負ってきた歴史の重さなのかな。
 でもこの立ち食い屋さんだって、歴史があって重い暖簾だとは思うが、扱う商品の価格のせいなのか、気楽にいつでも入れてしまう気がする。
こういうお店は、敷居は低くても気高くというのが、理想になるのかな。そういう生き方も、またあるのかもしれない。