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ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

M×U ― 砂を折る ― Vol.14

手の皺をなぞるような意味のない
ことをしないふたりになった

M×U ― 砂を折る ― by 小出マワル@BoundaryRime & うさうらら@usaurara

 場所は長野県の地獄谷野猿公苑。今でも再訪したい良い場所だ。
 ここを有名にしたのは、あの岩合さんが「スノーボールモンキー」という写真を出したからだと思っている。温泉に入っている猿の写真は、だいたいここの写真だと思って間違いない。
山にいる野生の猿の群を、朝職員の方が山に入って、この公苑まで米粒を撒きながら、温泉場まで連れてくるそうだ。
 
 ここの猿たちは、人間をなんとも思っていないというか、人間が餌をくれる存在だと思っていないので、猿と人を区切る柵なんてない。
猿に触れることは止めておいた方がいいけれど、けっこう猿を近くでみることができる。写真を撮っている人の足下を、猿がスタスタ通り過ぎていく。なんだか愉快な光景だった。
 
 冬場は積雪と徒歩の長い道のりで、訪れにくい山の中なのだけれど、たぶん観光客でにぎわっていると思う。簡単に行けないというかたは、ライブカメラの画像も毎日更新されているので、まずはそちらをご覧になってみては?

http://www.jigokudani-yaenkoen.co.jp/livecam/monkey/index.htm

 

 今回のうささんの短歌は、長く時間を共にしたカップルの話みたいだ。
カップルって、手の皺をなぞるような無意味に見えるようなことが好きなのだろうか。
そういういちゃつきは、相手と過ごせている時間が楽しいのかもしれない。そういう体験で、人生を満たしたいんだろうな。
そういう時間を経て、黄昏のような時間に入るのも、まあ幸せのうちなんだろう。