ダメだった。箸にも棒にもかからなかった。
あんなことを書くからには、ちょっとは自信があった。そう、2月にピクトリコと住友不動産に出した、フォトコンテストである。
過去7年分の自分の写真を振り返って、今どのくらいの水準(世間の平均)で撮れているのか、ということを主観的に見て、まあまあ撮れていると思っていたのだけれど、客観的にはそうでもなかったらしい。
しかし、フォトコンに出してみて(少なくともピクトリコは)分かったのは、選者の好みは受賞にものすごく影響するということだ。(住友は結果を見ていないけれど、多分同じだと思う)
がっかりはした。
今自分のパソコンが壊れていて、スマホでしか写真を撮る意味が無いのだけれど、それでも写真を撮っていても楽しいし、まだ写真をあきらめることはしないと思う。
最近ひとつ歳を撮ったのだけれど、不惑になったあたりで1回は個展をしたいなと思う。(その前に働かないといけないが)
何せ人生の残り時間が無い。今で写真を撮り始めて7年。大雑把に見て10年という括りで、1回個展をひらけたとして、残りの人生で個展ができるのは、せいぜい3回がいいところかもしれない。
SNSやブログで写真を見せることは続けているけれど、直接写真を見てもらう機会から離れて久しい。
そして思う。ネットで写真を見てもらうこともいいけれど、直接自分の写真を見て感想をもらえたり、言葉は無くとも足が止まったりするのを眺めるのは、ものすごく自分が写真を続ける力になると。自分が面白いと思うことを、100人のうち5人でも1人でも面白いと感じてくれたら、それでいい。
自分の写真を、自分でお金を払って、誰かに見てもらう。
という、腹のくくり方というか、自分全部を投げ出してみるということは、グループ展でも分かるけれど、やっぱり自分で責任を負って写真展をやってみるという経験が、自分を磨いてくれるのではないかと思っている。
思っているだけじゃなくて、実行したいな。