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ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

写真は誰のもの?

写真
ウォーターマークとは著作権を示すために、写真に入れる名前や、文字、記号のマークのことだ。
これまで自分がウェブにアップする写真は、マークを入れるのが無粋な気がしていたのだけれど、ある人のマークの入れ方が素敵だったので、自分もマークを入れていこうかな、という気分になっている。
 
写真歴は長くなっても、実際に写真を盗用されたことがない(わからないけど)から、マークを入れるのは、遊びみたいなものだ。
出版される著作物で、写真を使用されたこともあるけれど、マークは入らなかった。でも個人的なこだわりは、そんなにない。
 
写真の著作権は、撮影者が持つことになっているのは、ある程度は既知のことだと思う。
自分が撮った写真についても、風景や人物以外は、基本的には自分が権利を所有していると考えている。
でも、あるプロカメラマンに著作権の話を聞いたとき、勝手に盗用されても気にしない、という話を聞いたことがあって、長らく納得できないでいた。
しかし、最近になって、こういうことかな?という、想像が少しできるようになった気がするので、書いておこうと思う。
 
 
それは、写真は被写体が存在してくれないと撮れない、ということを思うようになったからだ。つまり写真を撮る自分に出来るのは、カメラの設定とシャッターを切ることだけで、被写体になる風景だったり、動物だったり、太陽の光だったりは、自分で用意できないのだから、写真は自分の力だけで撮れるものでなく、社会や自然の貢献があってはじめて撮れる。
だから撮れた写真も、自分だけのものとは言いづらいと感じるようになった。
 
自分の撮った写真には、自分なりの視線性がある、だから撮影者が所有している権利はあるとは思うものの、インスタグラムやフリッカーで、例えば万博公園太陽の塔を検索してみると、そんな独特な視線で撮っていると思える写真は、ほとんど無いと思う。
もっとマイナな場所、例えば自分の散歩道などなら、撮っている人が少ないから場の独特さも出てくると思うが、撮影する場所の独自性で権利を主張するというなら、写真の背景になる土地を持っている人に断りを入れないといけないだろう。
 
プロが広告などで使用する背景になる場所は、普通は許可を取っていると思う。しかしアマチュアでそこまでしている人は、ほとんどいないだろう。
アマチュアの撮った写真を、勝手に金儲けに使われても諦めろという話がしたいわけではないのだけれど、面倒な手続きをしないで写真を撮らせてもらっているということは、社会に片目をつむってもらっている、という意識もあってもいいのかな、とは思う。
しかし、そういう面倒なことが発生しないのが一番写真を楽しむのには良いことで、そのために一手間入れるのが、ウォーターマークなのかもしれない。