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ウサギノオト

ぼんやりした考えを、コネコネしてみる。

目は見えているのか

日常

暑かった日中が過ぎ去って、夜中外に出たら、敷地のタイルの上に数匹のミミズが土から出てきていた。
順調にタイルの上を移動して行ったり、中には途中で力尽きて諦めたのか、時間がたっても5cmも動いていないミミズもいる。

ミミズは雨が降って土の中で酸欠になったり、温度が上がって土の中に深く潜ろうとしても潜れなかった時に、パニックを起こして地表に出てくるらしい。

ミミズの知覚では、光を感じることや振動を感じることしかできないだろう。視力も無く、地表に出てくれば感触だけで地表を這いずり回り、運が悪ければアリに攻撃され、力尽きれば地中に戻れず、干涸びて死んでいく。
 
人間はまわりの世界が見えていると言われるが、本当にそうなのだろうか。
目に映るのは、その人の事実かもしれないけれど、それはどれくらい世界が見えていることになるのだろう。
世界が見えていると思っている自分の振る舞いも、まわりの人から見れば、タイルの上を這いつくばっているミミズと変わりないかもしれない。

そんなことを思いつつ、タイルの上で固くなってしまったミミズを眺める。